宇宙、地球、自然について

自然と私たち

毎朝歩く散歩道の一つである公園の周りに、とても良い香りを放つ花を沢山つけている植え込みが続くところがあります。一年を通して結構長い期間、小さな花が沢山咲いています。枯れて落ちた花弁は下の方にたまり、自然に帰るんだなぁと思いながら、香りを楽しんでいました。

今朝、そこにさしかかってもいつもの臭いがしないので、ふと植え込みに目をやると、あれぇっ!?という光景が広がっていました。まだまだ沢山あった花が一つ残らずと言っていいほど、数十メートルほど続く植え込みから姿を消していました。

それを見て1、2ヶ月前に起こったことを連想しました。

雨期が始まった頃です。自宅マンションの下の方を見ていたら、雨の中を何人かの人がカッパを着てはさみを持ち、マンション出入り口の左右の植え込みの手入れをしているのが見えました。

仕事とはいえ、雨の中をご苦労様だなぁと眺めていたのですが、翌日下に降りて植え込みを見てびっくりしました。

庭に緑を彩っていた何本かの植木が、頭も胴体も枝も切られ、切り口の塊となった無惨な姿を見せていました。でもその植え込みを見苦しくしている腐りかけた落ち葉の山はそのままです。

左側の花がある方の植え込みはと見ると、これも目をパチクリ。

いくつか花を咲かせて良い香りを放っていたバラの木も、梅雨の雨で咲くばかりとなっていたアジサイも根元近くでチョッキン。棒でつるをからめられていた小さな朝顔もなくなっていました。

この花壇はここに住んで見えるご婦人が自腹で購入した四季花で飾り、毎日の水やりなど丁寧に面倒を見ています。自分も花が好きだし、マンションの入り口に花があると見栄えもいいし、住民も喜んで下さるからとおっしゃっていました。

でもこのようなことは、ここに限ったことではありません。日常よく見かける光景です。

電線の邪魔になるからと言って、頭をストンと切り落とされている街路樹が並んでいることもあります。街路樹は、ただでさえ自然の少ないところに住む、街の人々や鳥などの小動物に潤いや生活空間を与え、真夏には強烈な太陽からの日差しの盾になってくれます。

でもそれだけではありません。木々や花といった自然にはデヴァが宿り、私たちに必要なエネルギーを供給するという役割を果たしています。スピリチュアル次元においては、ネガティブな世界から人類を守るという重大な使命もあります。

自然は情報の宝です。100年生きている木は、100年の歴史を知っていると言われています。木とテレパシーで交流し、地球の歴史や真実、未来の情報を受け取っている人たちもあります。

動物とか植物に対してダメージを与えると、器物損壊罪になるのだそうですネ。動物が車で轢かれても物扱いされ、命として扱われるのではないそうです。

でも、人も動物も植物も皆生きています。皆スピリットを持っています。皆地球の住民です。同じ地球のエネルギーを分かち合って生きています。

地球はこれからの高まりに向けて、自ら指揮権を取りました。自然が本当にその力を発揮する時、人類は無力です。そういった光景を今年も沢山見せつけられてきました。

自然界の法則は愛と調和と平和に基づいています。人類社会もこの3つの原則に基づいたものであれば、近年の激しい自然界の動きも多少緩和されるのではないかと思ったりします。

これからの私たちの進む道が少しでも安らかなものであるように、一人一人がもっと自然に目を向け、自然に心を開き、自然を大切に思う心を取り戻し、人と自然との神聖な関係を回復する時に来ているように思います。