レイキ体験 :いろいろ

摂食障害の治癒はどうして大変なのでしょうか

日本ばかりでなく、欧米でも摂食障害についてよく耳にします。このテーマは大変デリケートな問題だと感じています。

私たちも摂食障害の方に何人かセッションをさせて頂いたことがあります。

摂食障害は思春期の時になりやすいとされています。思春期は感情が多感で、体の成長と共に、異性に対する意識も高まり、食欲とスタイル、見た目、学校での人間関係、将来のこと、出会いと別れ、様々なことを短期間に体験する年です。しかし、思春期とは関係ない方もいます。

学校ばかりでなく、社会、会社などの人間関係において生じるストレス、それにより自分の中にこみ上げてくるエモーションや感情を上手に処理、発散できないと食に手が出やすくなります。

人により摂食障害に至るプロセスは様々でしょうが、何かをきっかけに、一度食べ始めると止まらなくなってしまう。でも食べ過ぎると太るということに恐怖を覚えたり、そういう自分に嫌悪感を抱き、食べた物を吐いてしまう。人によっては夜中も空腹で目が覚めてしまい、頭が食べ物しか考えることができず、そのまま冷蔵庫に向かってしまう。そして食べては吐く。

それにより体重が激減しても、もっとやせなくてはと思い込む。しかし、皆が皆そうではないようです。体格の良い方もいらっしゃいました。

病院に通院したり入院したり、心理カウンセリングを受けたり色々してきたが、結局、家に帰ると戻ってしまうというものでした。

色々お話をお伺いしてセッションをさせて頂きました。セッションを重ねるにつれて、スムーズに回復に向かうケースもありましたが、より深い世界と取り組まなければならなくなるケースの方が多いようでした。

 過去の記録、メモリーと関わる摂食障害

摂食障害は、例えば思春期の時、好きな人から君は太っているからつきあいたくないと言われたとか、周りの男子を気にして太っていないのに自分が太っているからやせなくてはという強迫観念、学校、仕事場での人間関係、その他、様々なものが引き金となっていることが多いようです。

しかし、引き金がひいたものは、過去世のカルマやトラウマに由来する深層心理、罪の意識、自虐的な心理動向、体のコンプレックスに対する根深い強迫観念など、誰もが秘めている内側の深い世界と関わっているのが分かってきました。強迫観念は、過去や過去世の記録と関わっています。

 メンタル、心理的問題から霊的問題へと発展

また、そういった心理的なエネルギーが生み出すネガティブな波動は、霊的な世界とも繋がりやすくなります。その結果、ネガティブなアストラル世界と繋がり、その影響を受けるようになり、そうなると引きこもりのような状態へと発展します。

それでは、心理的問題、メンタルの問題に、憑依物など霊的問題が加わることになります。霊的問題が加わると、それがクリーニングされるまで、問題の糸口はほぼ見つからないように感じます。現代医療では霊的問題は扱っていないからです。

実際私たちが接した方のほとんどは、そのような問題を抱えていました。

ですから、はじめはダイエット、過食など食にまつわる行為から始まったものが、だんだん深みへとはまっていき、何十年も摂食障害に悩まされている方も少なくないようです。

 決定するのは本人の決意と努力

大切なのは初期の症状で対処することが一番のように思います。

そのためには、ご家族や周りの理解や協力が必要ですが、しかし、平行して本人が摂食障害に甘んじず、何が何でもそれを直すという強い意志と決意が何よりも求められると思います。

しかし、このような問題は、将来的に命や人生に関わるようなものであるにも関わらず、ご家族の理解がそこまで得られないこと、本人も受け身的に考えていて、どんなことがあっても自分で頑張って抜け出そうという決意ができていないことが多いように思いました。

私たちがフォローさせて頂いた方で完璧に乗り越えた方は、自分の人生の目的に向かって頑張ろうと、自らも食の改善など自分でできることに真剣に取り組まれた方でした。もちろん、その方を支えたご家族の協力は言うまでもありませんが。

現代社会が、人の心や感情、メンタル面を無視して、物至上主義で進んでいくならば、うつやパニックはもちろんのこと、こういった問題は増え続けていくと感じます。

人は、肉の塊ではなく、肉体の中に過去世の記録、メモリー、カルマ、トラウマ、心理、メンタル、エモーション、スピリットといったものを内包する多次元の存在であるという認識が、社会の中に早急に広まることが望まれます。