レイキ体験 :いろいろ

お腹は単なる臓器?

今日は久しぶりにヒーリングに関連するテーマです。

レイキのセミナーでもお話ししたことがあるのですが、日本語には腹にまつわる言い回しが多くあります。ざっと思い浮かぶだけでも、腹が立つ、腹黒い、腹わたが煮えくり返る、腹にためる、抱腹する、腹を据える、腹を割る、腹積もり、腹を決める、自腹を切る、断腸の思いなどがあります。

言葉だけを見ても、日本人は、お腹は単に食べた物を消化し吸収し、残りかすを排泄するという働きだけではないことを昔から知っていたことが分かります。

中々お腹を意識することはないかもしれませんが、例えば悔しい思いをして我慢した時など、お腹にぐっとそんなエネルギーが溜まる感じがしたことはないでしょうか。

もちろん自律神経を通して頭とお腹はストレートな関係がありますが、それだけではないようです。人の作り出す感情や心理的なエネルギー、思いのエネルギーはお腹ととても関わっているのです。

切腹も日本ならではの慣習ですが、それを発案した人は、ただ命を絶つというだけでなく、お腹に関わる秘密を知っていたからかもしれません。

私の日課の一つに自己ヒーリングがあります。夜寝る前や朝起きる前に眠気に勝てる間、体のあちらこちらに手を当てています。

何気なくお腹に手を当てていると、時々視界がすごく明るくなり、気持ちが急にスッとしたり、やる気や希望が沸いてきたりすることがしばしばあります。

頭が疲れたり考え事でいっぱいだったりする時、頭にヒーリングするのはもちろんですが、それだけで足りない感じがするのです。逆にお腹をしっかりとすると、それだけでかなり頭が楽になることがあります。自分も気づかないうちに、日々色々なエネルギーをお腹に溜めているのだと感じたりしています。

お客様のヒーリングをしていても、同じことが言えます。お腹のエネルギーが詰まり、体全体の生命エネルギー(けいらく)の流れに影響し、肩こりや、頭痛、背中の固さ、不調、病気などに繋がっていることがよくあります。お腹の詰まりを起こしている原因が、家庭や職場などの人間関係に起因するものや家族や自分の将来に対する不安や心配などのネガティブエネルギーであることもしばしばあります。(最近は、かの有名な電磁波も多くなりましたが…)

お腹のネガティブエネルギーをクリーニングさせて頂き、体全体の経絡の流れのバランスを取ることにより、頑固な肩こりや頭痛も嘘のように楽になったりすることもあります。

詰まりの原因は食生活に負うところも多いのですが、日常の感情、エモーション、心理的なものの溜め込み、ストレスも大きなネガティブエネルギーとなり、それらがお腹に溜まり固いブロックを作っていることも少なくありません。日本語の表現を生み出した人々は、人間のエネルギーシステムをよく直感したものだと、感心する次第です。

このように腸一つとっても、肉体的な活動だけでなく、感情、エモーション、心理、メンタルといった人の多次元的働きが同時に行われているのです。

健康な体は健康な腸からと言いますが、今は高まりに向かう21世紀です。お腹が痛くなればすぐ薬をということになりがちですが、その前に、スピリットを持つ人としての多次元的なお腹の役割を、見直す時期ではないのかと思います。