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幸せ寿命を考える - 安楽死と延命治療

医療が進み、人々の寿命がぐんと延びました。

人は幸せになるため、その幸せを得る努力をするために生まれてくると言います。

寿命についても、ほとんどの人は、「元気で自分のことは自分でできて、長生きできるのは幸せであるし、いくら寿命が延びても寝たきりになってしまったら幸せではない」と考えていると思います。

その「幸せ寿命」を考えてみたいと思います。

日本人の寿命が長くなるにつれて、介護施設や医療施設で働かれる方も増えているようで、そういった施設で働かれている方とお話するチャンスもたびたびあります。

その中で、私が自分には絶対してほしくないと思うことは、延命治療です。色々な延命治療や色々なケースがあると思います。もちろん、延命治療は良くないと一概には言えないと思いますが、私にとって、してほしくないものの一つは、胃ろうです。

胃に穴をあけられてそこから栄養や水分などを注入するのだそうです。胃ろうを受けられる多くの人は高齢者で、何年も、へたすれば何十年もその状態で、眠ったままの患者さんが沢山みえるのだそうです。

胃ろうをお願いされる家族も、最初はとにかく生きてほしいという想いからでしょうが、いつ亡くなるのか誰にも分からないような状況で、年月だけが過ぎていきます。

そのうち家族も年をとり、家庭環境も変化し、家庭の収入にも変化があるかもしれません。患者は回復の見込みはなく、それでもいったん胃ろうにしたら、家族にとって途中でそれを外す決断をすることも大変なようです。

  肉体は魂の器です

機能を失った器に入っている魂のことを考える人はいないのでしょうか。魂はそこにいて、幸せか幸せでないか、そのように想像する人はいないのでしょうか。

そういった私たちの質問に、光の存在たちは答えてくれました。以下その一部です。

「回復する見込みがない人の命の延命は人のエゴです。今地球はアセンションのプロセスを進んでいます。植物状態になった人の中にも高い魂の方もいます。その人の魂は、もはや機能していない肉体人生を終えて、スピリットとして自分の役割を果たしたいと願っています。

スピリットの形で、アセンションのプロセスで、道をさまよっている方々のガイドとして働きたいと願っています。中には聖白色同胞団の一員として働くようなスピリットもあるでしょう。」

また、人の死に際は、アストラル界へ移行する魂の行き先にも影響すると言われています。そのため、できるだけ苦しんで亡くなるのは避けたいものです。

苦しみを和らげるために安楽死やモルフィネ使用があり、これが許されている国、禁じられている国があります。

社会では、多くの場合、健康に活動している人たちの都合やモラルが中心となって物事が考えられ、決められていくようです。しかし、苦しんで亡くなることが分かっているのであれば、人は何を求めるでしょうか。自分だったらどうしてほしいと思うでしょうか。

役に立たなくなった肉体をできるだけ楽に脱ぎ、霊的世界へ安心して移行できるようにサポートする、そういう命を中心とした終末のシステムが構築されれば、死に対する恐怖もずいぶん変化するのではと思ったりします。それにより、地縛霊や浮遊霊となるケースも減少し、地球のエネルギーもそれだけ良いものになります。

幸せ寿命とは、魂やスピリット、心や感情を持った人として、人をホリスティックに考えることから始まるのではと思います。

特に医療現場は人の命を扱うところです。日本ではホリスティック医療があまり発達していません。でも魂やスピリットのことは分からなくても、人には想像力があります。もし自分だったらそれで幸せなのだろうかと、自分にあてはめて真剣に考えるところから、幸せ寿命へのあり方が見つかるのではと思います。