最近局地的な集中豪雨が多くなりました。雨がザーッと大きな雨音を立てて降り出すと、気になることの一つは、電車です。ちょっと強く降ったかなと思うとストップし、通勤、通学客を中心に庶民の足や生活、リズムに大きな影響を与えます。
昨日も用事帰りに何とか駅に着いたかと思いきや、電車は停止。何とか近くの駅に連絡を取ることができたものの、いつ再開になるかわからないとのことで、結局、駅で2時間弱、待つことになりました。(唯一救いは手元に本があったことでした。おかげで長い時間も結構読書に集中でき、楽しく過ごせました♪)
豪雨に限らず、都心部では最近、電車がよく止まるようです。人身事故ばかりでなく配電設備とかいった技術的なものによるものも増えている感じがします。車が運転できない私には、電車が止まるたびに今の文明のあり方に、いつも疑問が残ります。
リニアとか言いますが、時間を競うようなハイテクでなく、公共の交通機関、水道、ガス、電気、公衆電話などの通信設備、こういった生活基盤を、これからの自然の変化に備えて、頑丈なものにしていくことが、私たち一般市民にとって、はるかに重要なのではと実感しました。(最近、電化製品もアナログ時代の方がよほど長持ちしていた感じがします。)
先日アメリカのカリフォルニアでマグニチュードM 6.4と7.1の地震が続きました。太平洋を隔てたサンアンドレアス断層、カリフォルニアのカスケード沈降帯の群発地震を中心としたカリフォリニアの地核の動きも、日本にとっても大変気になるところです。インドネシアで、6月M7.4 7月M.7.3と続き、南太平洋諸島でもかなり大きな地震が頻繁に起こっています。
日本でも北海道、東北、関東、九州など、コンスタントに揺すっています。ここ数年世界で起こっている大きな地震は、以前より3倍に増えているそうです。
私の住んでいる犬山でも報道されないような有感地震もしばしばあります。最近愛知県や岐阜県も小さいながらもよく揺れるようになってきた気がします。
南海トラフが先か、関東地方が先かとよく言われているようですが、現在、エネルギーは地球全体と連動して日本列島内外で流動的に大きく動いているので、本当にいつどこで起きるかつかめない感じです。
日本における近年の大地震の先駆けは、1995年の阪神淡路大震災でした。あの地震は、地球から見れば、経済の急成長におごっていた日本人の生き方、進み方を考える一つのきっかけとなるはずのものだったようです。
当時、沢山の人々が助け合い人生の再興を目指しましたが、いつのまにかヒューマニズムをベースとした復興でなく、弱者を踏み台にした権力と経済主導の復興、開発事業へと切り替わっていきました。
地震は色々な意味があります。その大きな意味の一つは、土地の浄化です。もう一つは、高まりに向かう、「地球の調整」というグローバルな意味があります。
プレートの動きを伴う地球の調整は私たちには何もできません。でも、土地の浄化に関わる部分は、その住民の想いのエネルギーをよりポジティブなものに変化させることにより、変えることができます。
でも、地震を体験してもそこから何も学ぶことなく、進み続けて行くならば、一度起こったから当分いいだろうという風にはならないように思います。
世の中はハイテク、ロボットと進んでいるようですが、今私たちが人として本当に必要としているもの、いないもの、地球は何を私たち一人一人に求めているのか、真剣に考え、選択していかなくてはならない時だと感じます。
「あなたはなぜ宇宙開発を望むのか」という質問に、次のように答えたアメリカ人がいました。「地球を汚すような産業は、宇宙でやればいいんだよ。そうすれば、地球を汚さないですむ」
人類は本当に進化しているのでしょうか?