昔、ヒーリングの世界を探していた時、ある方に誘われて手かざしを受けたことがあります。何回か受けたのですが、幹部と言われていた方よりも、何十年も手かざし歴があるという背中の曲がったおばあさんから受けた時に、その受けたエネルギーの温かさ、大きさに涙が出たのを覚えています。ごつくてしわだらけの手でした。
背広を着て恰幅の良い幹部の方は、話はうまかったのですが、笑顔の優しいおばあさんのヒーリングには身も心も楽になりました。今になって、これがヒーリングの鍵、愛、霊性という人の目に見えない部分だと思います。
レイキは宗教ではありませんが、どんなヒーリングでも同じことが言えると思います。人の心や霊性という部分は目に見えません。でもエネルギーとして存在します。
ヒーリングは物の世界ではありません。エネルギーの世界です。
ヒーリングにおいては、物の世界で尊重される肩書きや知名度は必要ではない、大切なのは、その人の心や霊性、そして多次元意識だと今は確信しています。
レイキにも系譜というものがあったりしますが、今となっては系譜は名刺のようなもので、物の世界の考え方です。人の意識も霊性も心も、系譜からはかり知ることはできない世界です。
エネルギーの世界はその人の存在としての「素の姿」を表します。いくら物質社会では取り繕えても、エネルギーの世界では、その人のエネルギー、その人のあるがままの姿が反映されます。
自分磨きしかないなぁと我が身を振り返る日々です。