真実を見る

感情と北朝鮮問題

今日も北朝鮮がミサイル打ち上げに成功したとか、アメリカがICBM迎撃ミサイルを成功させたとか、ニュースを賑わせています。

こういったことは言うまでもなく、人々に不安や恐れを生み出します。人心に恐れや不安が広がれば広がるほど、世界中に不信感が広まり、不安定になります。

それによって増幅されて広がるネガティブな感情は、言うまでもなく、ネガティブな存在の絶好の食べ物、エネルギーです。

 感情で動く国々

先日もブログの中で触れましたように、北朝鮮にとって、アメリカに追従している日本は腹立たしい存在でしょう。でも、今のところ、実際に日本を攻撃する意志はないように思われます。

リーダーも人です。特に最近の国々のリーダーは感情的に動く人たちが多過ぎるように思います。

一国のリーダーの言葉一つで、他国のリーダーも敏感に反応します。日本のリーダーが何か一つ言えば、ミサイルが飛んできます。そうした感情的なゲームの果てに犠牲になるのは、物一つ言わない国民です。大変馬鹿げた話です。

私たちはもっと人間的に進化しなくてはならない時に来ています。

他国のリーダーが感情を和らげ、日本から攻撃の矛先をはずすためには、どうしたら良いのか、今までとは視点を変える必要があるように思います。

 物事の真理を教えてくれる逸話

昔、太陽と雲のお話がありました。どちらが旅人のマントを脱がすことができるのか、太陽と雲がチャレンジしました。

雲は風の力を使いました。しかし、雲が風を強く吹けば吹くほど、旅人は脱げないようにマントをぎゅっと握りしめます。

次は太陽です。太陽が暖かな日差しで旅人を照らします。そのうち、旅人は暑いなぁと言って自分からマントを脱ぎます。

この逸話には、外交にも通じる重要な鍵が隠されていると思います。

現在、北朝鮮のリーダーには、小憎らしい日本に東京オリンピックを開催させないぞ、そのために他国が恐れて近づけないようにしてやる、といった思惑もあるように思えてなりません。

また、いざとなった時に、果たしてアメリカは本気で日本を守るのでしょうか?自分の国は巻き込まれたくないと思うかもしれません。アメリカは日本からお金がほしいだけのようにも思います。

実際、北朝鮮問題をきっかけに、日本はアメリカから高額の戦闘機、新型迎撃ミサイルを買うために莫大なお金を払ったように記憶しています。

ここに何かシナリオのようなものがあるように感じます。特に現在、アメリカは、アメリカ至上主義、お金至上主義の道を進んでいます。日本がこれ以上、落とし穴の中を進まないように祈るのみです。

それよりも、日本が相手国より、人間として一段と成長した形で対応することができるならば、きな臭い問題に巻き込まれることは決してないでしょう。

日本は本当にオリンピックを開催したいなら、武装国家ではなく、どこの国にも追従しない平和国家としての国のオーラを高めることが急務のように感じます。オリンピックは平和の祭典です。世界は日本の動向を見ています。