私たちは、現在、成熟した魂へと成長していくチャンスが与えられている大変重要な時を生きています。デモクラシーという言葉がやたら聞こえてきますが、本当のデモクラシーは人が成熟して初めて存在すると思います。
今更のように聞こえるかもしれませんが、最近私の中に強烈に突き刺さった言葉があります。「私は、あなたの考え方、思想には大反対だ。でも、あなたが自分の意見を自由に述べる権利については、私は命をかけて守るだろう」
成熟するというのは、互いの違いを認め合い、尊重し合い、その中で互いに共存していく形を学ぶことだと思います。そのベースがあってこそ、人類は真の平和、調和、共栄、進化に向かって進んでいくことができると思います。
そのように人が成熟し始めた時、初めて地球人類も宇宙のメンバーとして認識されるようになるのではと思います。宇宙から見ると、今の地球は「隔離惑星」として見なされているようです。
本の中でも触れましたが、地球には周波数防御壁という、ある特定の周波数を持つ電磁波の壁で覆われています。人類のネガティブなマインド、メンタル、感情のエネルギーが、周りの惑星に影響しないように外から遮断するためです。
そのため、人類は、よほどスピリットが高まらない限り地球を卒業することは許されず、地球の電磁場の中で、転生し続けてきました。そういう意味で、私たちは皆、特殊な使命を持って人間に生まれる人々を除き、地球に隔離されているわけです。そのことに気づいている人はあまりいないかもしれませんが、卒業を望むならば、それを知ることが大切だと思います。
中学時代、祖父が私に言った言葉をよく思い出します。「頭でっかちだけでは役に立たん」当時の私は成績さえよければ偉いみたいな空気を漂わせていたからだと思います。祖父は戦後、開墾者として体を張って働き、9人の子供を養った人です。
昔の政治家には、心底日本の未来のために努力した立派な人がいました。身なりは質素であっても、セピアカラーの写真の中で光るものを感じる人があります。
問題解決をする時に、問題と同じエネルギーで物事を当たっても良い解決にはなりません。つまり歯には歯を、目には目をでは争いはなくなりません。解決に導くためには、それよりも一段と高いエネルギーで対処することが望まれます。
今の日韓問題、米中問題、北朝鮮問題など、どれもどん詰まりです。同じ、エネルギー、つまり同じ次元で物事に当たれば、衝突するだけで解決にはなりません。物理の法則ですね。
これから人類が地球に暮らし続けていくためには、人としてステップアップしていくことが不可欠のように感じます。昔から「損して得する」と言いますが、それができるためには自分の器作りが必要だと思います。昔はあの人は器量が大きいとか言いましたが、今はその言葉を聞くことさえなくなりました。
時代は、宇宙の動きとは逆行し、テクノロジーを中心に物質的カラーを強化しています。唯物的 = 転生がない、転生がないからこの人生がすべて、だから今さえ良ければよい、来世など科学的でない、自分は生きていないのだから地球の未来などどうでも良い、だから子孫となる子供たちも知ったことでない、今の自分が良ければ良いのだと。
でも目覚め始めて行く人は、霊的世界があること、法則があることを知ります。自分がまた生まれてくるかもしれない地球をもっとよくしたい、だから自然も大切にしたい、動植物と共存したい、すべての人種と共存したい、皆が公正で、平等で、助け合う人類社会を建設したい、と願うかもしれません。
高浜原発は40年の寿命を迎え、廃炉に向かうはずのものでした。プルトニウムを扱う高浜原発が爆発すれば、福島原発の100倍の被害、つまり西日本、中日本には、住むことができなくなるほどの大物だそうです。
高浜原発をめぐり、関電、町役場などの巨額な収賄構造が大きく報道されました。国民の命が、そのような人々の手中にあることを知ってほしいと思います。新聞では収賄ばかりがクローズアップされていますが、何千万人の命がかかる高浜原発が、人の命を考えない一握りの人の権力により、おもちゃのような軽さで稼働されている事実の方が危機的な問題だと思います。
かつて科学技術により自らの惑星、マルデックを滅ぼした人々の子孫であるガニメデ人が、私たち人類に伝えてくれた貴重なメッセージを、明日の人類のために生かしたいものです。
「エネルギーは、スピリットの叡智をもって扱うべきものであり、人のエゴに基づいた偽りの知識で扱うものではないことを、今の地球人類に是非とも知って欲しいと思います。これが私からの最大の助言です。」