宇宙、地球、自然について

共創造の時 ― 今自然に合わせて生きるを学ぶ時 PART1

  坂本龍一さんの言葉に託された自然界のメッセージ

先日ある番組で坂本龍一さんが、ピアノと原発といったテーマでお話をなさいました。ピアノと原発はどんな関係があるのだろうと興味が引かれました。

たしか、こんな内容だったように記憶しています。

宮城県の被災した学校の、もう使われていないグランドピアノが坂本さんは大好きです。そのピアノは震災以降使用されていません。坂本さんは、音も調律しなければ自然に帰る、その音が何ともいえない素晴らしいものだと言われました。

3.11の時、自然は自然に還ろうとしました。ピアノも自然に帰ろうとしました。でも原発だけは自然に帰ることができませんでした。

今の人は、自然を自分の都合に合わせようとします。しかし、自然は自然に帰ろうとします。合わせなくてはいけないのは、人であって、自然ではありません。

原発のように作ったのはいいが、処理もコントロールもできないようなものは決して作り出すべきものではないのだと。日本が3.11から学ぶことなくこのまま進み続けていけば、必ずや原発事故は繰り返されるであろうと。

 ジブリの初・中期作品は自然をめぐるメッセージでいっぱい

ここでもう一つ、ジブリの「思い出ぽろぽろ」を引用したいと思います。

その中で田舎というものが上手に定義されています。人は田舎に来ると自然に来たというけれど、本当は自然ではなく、田舎に来たのです。

田舎というのは、百姓が自然に手を加えて作らせてもらったもの、つまり、自然と共存している状態を田舎というのであり、手を加えない状態のものが自然です。即ち自然とコラボして存在しているのが田舎ということです。

どちらもぐっと来るものがあり、しばらく言葉が出ませんでした。

人は地球に住まわせてもらっているのであり、地球の支配者ではありません。地球から全てを頂いて命の営みを許されているのです。

人類が自然の意志を踏みにじり、自然の力を軽んじ、おごりの中に進んでいけば、アトランティスやレムリア文明のように、また、その前後に勃興した沢山の文明のように、必ずや滅びの時が来るように感じます。

現在、日本も世界もプレートが動き始め、日本も世界もゆすり始め、あちらこちらで火山も目覚めています。すぐ人はそういう状態に慣れてしまい、誰もその状況に対して真剣に受け止めようとしていません。

つい最近太平洋の向こう側のメキシコで立て続けに大地震がありました。M8.1とM7.1で、多くの死傷者が出ました。一昔前なら、これほど大きな地震があれば、街のあちらこちらで義捐金を募ったものですが、最近は大地震が多過ぎて、義捐金を募ることも少なくなってきたように感じます。

スマトラ大地震、チリ地震、キューバ地震、四川省の地震、東北大震災からこのかた、人々は次第に大地震に慣れてしまったのかなぁと思います。

地球は調整期に入っています。なぜ調整するのでしょう?

地球は波動を変えたいからです。高まりたいからです。そのためには低い波動のものを全てクリーニングしなくてはなりません。これからも火と水の力が大きく働き、土の力を発揮していくことでしょう。時と風の力もそれを大きく後押しをしていくことでしょう。

それは、火山、洪水、津波、地震、巨大竜巻、台風、ハリケーンなどを意味します。

人類が自然に逆らった生き方をすればするほど、自然は元に立ち返るため大きなエネルギーを使い、大きく動いていこうとするでしょう。

光の存在は明言しています。自然浄化加速の最大の原因は、人類の想いのエネルギーであると。

今、私たちがしなくてはならない最も大切なこと ― 今どんな時代にあるのかと地球をよく見直し、自然の力をあなどらず、自然の前に謙虚になり、自然から頂いているものを今一度よく見て、自然に謝り、生き方を変えること、そして自然を守り、自分たちの命をつなぐことだと、魂の底から叫びたい気持ちでいっぱいになりました。

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