ステロイドの常用により、次第に体全体の生体化学機能のバランスを崩していくようになります。
それにより体の表面近くで体液がたまり、痒みを促し、引っかくと皮膚から膿のように見える体液が出るようになります。また、ホルモンのバランスが崩れれば、感情やメンタルにも影響し、鬱(うつ)などにもなりやすくなります。
子供の頃からアトピーで、ステロイドを長年使用してきた方に何人か出会いました。アトピーもひどくなると、ステロイド特有の赤みを帯びたカサカサの皮膚、痒みで引っかくと膿のような液体が出たりする象皮質になったりします。
ステロイドは黒いタール状の膜を作る
波動を通してアトピーの状態を見ると、ステロイドの常用により、著書「光の手」で有名なヒーリングセラピスト、バーバラ・ブレナンも言うように、細胞の周りにアスファルト道路に用いるタールのような黒い膜ができるようになります。
それが細胞の正常な生命活動を阻止し、細胞が異変を起こします。そうなるといっそう痒みも増し、ステロイドなしには、いても立ってもいられなくなる悪循環を作ります。
それでも成長するにつれて、ある時ステロイドから離れ、自己免疫力を高める方法や、他の害のない方法を見つけアトピーを乗り越えていく方もいらっしゃいます。
克服のための最大のポイントは食
でも、一番望まれるのは、アトピーだと気づいた時、まず、アトピーの本質を理解することだと思います。即ち血液の汚れです。汚れですからきれいにする努力をすることが大切だと思います。
子供であれば、食に最大の注意を払い、子供の体が化学物質でそれ以上汚染されないようにする、自然の療法を探し、子供の体が自己免疫力を強化し、本来の正常な機能、状態を回復するように助けることだと思います。
ある程度アトピーを克服するまで、そのプロセスでは色々あるでしょうが、アトピーに対する両親の深い理解が、子供の将来を左右するケースを色々見聞きしました。実際、食などホリスティックにケアすることで、思春期を迎える頃には、すっかりアトピーがきれいになられた方に何人かお目にかかったことがあります。
大人のアトピーも同じです。自分の中で血液を通して化学反応を起こしてしているものをクリーニングしていくことが必要です。そのためにもまずは食、できればオーガニックを中心とした食生活や、ハーブ、運動、ヒーリングなど毒素の排泄を促すために、ホリスティックな療法を併用していくところから始まると思います。
しかし残念なことに、食には関心が少なく、自分には無理だと始めからあきらめている人が多いことです。でも、何かを変えるためには、アクションが必要です。アクションがなければ何も始まらないと思います。