目覚めとはどういうことでしょうか。何から目覚めよということでしょうか。
地球を外から見ると、目には見えない電磁波エネルギーの分厚い層に覆われているそうです。その地球を取り巻くエネルギーの壁により、人類の意識は宇宙や地球から切り離され、孤立しているような状態です。
つまり、私たちよりも文明の進化している存在の目には、地球人類は、宇宙のエネルギー、動き、時間の進みから取り残され、ぽつんと宇宙の中に孤立しているように映るのです。
地球をがっちりと覆っている波動の壁を強化しているものの一つは、人類の集合意識の波動です。人類の集合意識は、昔ながらのエゴに基づく権力闘争に明け暮れながら、過去の遺産の中で生き続けています。テクノロジーが進化しても形が変わっただけで同じです。
地球は、日々、気候変動、地殻の変化など様々な現象を通して、これでもかとこれでもかと、世界中に警告を発し続けています。しかし、人類は未だに地球の声に真剣に耳を傾け、これから来たるものに対して結束して、間に合うように対処しようとしていません。国も企業も個人も自分の利益だけを考え、分裂に拍車をかけています。
宇宙も地球も人類に対して、高まれ、高まれ、目覚めよと、神意識のエネルギーの束を送り続けていますが、お金や権力をめぐり闘争、競争に明け暮れる人々、その社会システムに飲み込まれている多くの人々の心には、届きません。
科学がこれだけ新しい宇宙、新しいエネルギーを発見しても、今私たちはどんな時代にいるのか、何をすべきか、知ろうとしません。それでは、私たちはますます、宇宙の時間軸の進みから取り残されていきます。
人類の意識は、今や世界中に張り巡らされてる情報ネットワークに大きく影響され、津波のように右に左に大きく揺らめき動き、それはまるで、時間も方向性を持たず漂う難破船のようだと言います。
先日ゲゲゲの鬼太郎でおもしろいテーマを扱っていたとストーリーを語ってくれた人がいました。何百年かに一度、「隠れ里」と呼ばれる亜空間の世界に繋がる道が現世に開かれるのです。その道を通って進んで行った人は、二度と現世の物質界に帰ることができません。
隠れ里には時間がなく、いつも花咲き乱れる美しいところで、食に飢えることも寒さで震えることもなく、年を取ることもありません。隠れ里の主は大きな老木のスピリットのようですが、そこにさまよって入ってきた人たちを見守っています。彼はここにいれば皆永遠に幸せにいられると信じています。
そこに現代の時代から引き込まれた女の子が来ます。彼女は隠れ里の外では、時間も進み、時代は変化しているのだと、そこにいる子供たちに伝えます。刺激を受けた昔の子供たちは、女の子と共に、現世に道が開いている今のチャンスを利用して、次元を越えます。
でも、一気に数百年の時の流れを駆け抜けた子供たちの体は、たちまち崩れ消えていきます。が、その結果、長い間、時空の中に閉じこめられていた子供たちの魂は解放され、天へと帰っていきました、そんなストーリーだったように記憶しています。
時間は進化のための大切な要素です。宇宙の時間もエネルギーも法則も前に向かって進み続けているのですが、唯物的に進んでいる人類の時間は3次元で止まったままです。テクノロジーは(人類にとって)進化しているかもしれませんが、それを使用している人々の意識も思考パターンも昔のままです。
スペインでは、しきりにスマホに対する警告を発信し続けています。スマホに夢中になっている人は、現実ではない「パラレルワールド」に住んでいるとはっきりと、公言しています。ちょうど意識が「隠れ里」のような別の世界に繋がっている感じです。それでも別の世界の中身を知れば、「隠れ里」のような世界であれば、まだよほどましな気がしますが。
「目覚め」のキーは、自分の進化、成長を意識することだと思います。
今人類、個人は、重要な分岐点に立たされていると言います。「進化」か「退化」です。物の進化ではありません。意識、自分のエネルギー、全存在としての自分の進化です。物は自分の外にある世界です。自分のエネルギーとは関係ありません。肉体から離れた時、持っていけるものが本当の自分です。
光の世界は人の霊的進化を助け、光に対抗する世界は人の霊的退化を助けようとします。宇宙からの量子エネルギーは、今日も力強く私たちの頭上から降り注いできます。ヒーリングの突極の目的も‘’進化”です。
そのために、意識の目覚め、スピリットの目覚め、細胞の目覚め、DNAの進化、エネルギーの高まり、そういった進化に向けて微細身や肉体の準備をしていく、そのために宇宙からの神意識と呼ばれる素粒子エネルギー、クォンタムのエネルギーをフルに活用していきたいと強く思うこの頃です。