私たちはエネルギーによって生かされています。エネルギーと言ってもピンとこないかもしれませんが、食べることも肉体を動かすエネルギーを得るためです。肉体ばかりではありません。エネルギーが枯渇すれば、メンタルも意志の力もなくなります。気力の源もエネルギーにあります。
でもエネルギーの供給源は食ばかりではありません。私たちは呼吸、皮膚呼吸、チャクラを通して、気やプラーナと呼ばれている生命エネルギーを取り入れているのです。
それは人体に限ったことでなく、動植物も同じです。私たちの食料である野菜や果物なども、生命エネルギーを土や太陽といった自然界から得ているのです。そのため、その源となるエネルギーに変化があれば、人も動植物にも変化が起こるようになります。
私たちの一番大きなエネルギー源は太陽です。先日、その太陽が変化していることに簡単に触れました。太陽が変化すれば、一番大きく影響を受けるのは、太陽の周りを回っている惑星です。地球もその中の一つです。
本当は、私たちも太陽の変化による沢山の影響を目の当たりにしているのですが、社会はそういった変化をいつも昔と比較していて、変化のプロセスとして真剣に取り組もうとしている人は、ごく一部の人のように感じます。
自然は正直です。
それに対して素直に反応しています。ですから、少し自分の周りに目を向ければ、見えてくるものが様々あることに気づくと思います。
私の住んでいる地域でも、毎年色々な現象を発見したりします。ここ数年、ケイトウや百日草が冬の初め頃まで咲いていたりします。よその庭の花をながめながら、こんなに寒くなるまで咲いていたかなぁと思ったりしています。
ツユクサ、一昔前でしたら、梅雨の頃から咲き始め夏にはよく見かけたのを覚えています。しかし、最近、夏よりも秋口からよく見かけるようになり、秋たけなわの時に堤防沿いや道ばた、庭の片隅で沢山咲いているのを見かけるようになりました。
また、アサガオも、特に日本のアサガオですが、子供の時は夏休みの7月8月に満開で、塀のところで咲いている花を沢山取って、色出しをして遊んだことを覚えています。
最近、自分でテラスにアサガオを植えても、8月には咲かず、咲いてもミニサイズのものが1つ、2つほどで、9月から10月にかけてばーっと普通サイズのものが咲くようになりました。
このように花の開花時期が、植物の種類によりかなりずれてきたなぁと思うことがしばしばあります。そういえば、2人の知人の方が冬にひまわりが咲いたと報告してくれました。
また、部屋には幾つかの観葉植物があるのですが、最近、太陽が強すぎて室内の観葉植物の葉が焼けてしまうことがよくあります。そのため夏はもちろんですが、春や秋もカーテンなどして守らなければならなくなりました。
植木鉢の土もすぐ乾燥してしまうので、ずっと頻繁に水をあげるようになりました。以前ほとんど必要でなかった冬の水やりにも気をつけるようになりました。先日、テレビで農家の方が、一ヶ月くらい作物の芽が出るのが早まってきたので、それに合わせて農作業も始めていますとおっしゃっていました。
あと、特に夏や秋の野菜の皮が昔に比べて固くなってきたように感じることがよくあります。うちもテラスでミニトマトなど作ったりしましたが、太陽光線の強さでトマトの実が焼けてしまったり、固くなってしまうのを体験しました。
フォトンエネルギーは、宇宙意識を持ったエネルギーです。
地上の植物は、今までの地球の条件に従って生きてきました。しかし、これからは植物も、自然界のエネルギーの変化に順応していかなくてはなりません。
植物によっては、フォトンエネルギーから寒さに対する庇護膜のようなエネルギーを受け取り、冬に花が咲いたり、越冬するようになってきたものもあるようです。
そのように自然界も着実に変化しています。私たちは自然界からの恵みで生きています。コンクリートでおおわれた街を見ても、自然の変化は感じづらいかもしれません。しかし、自然と向き合い、自然の声を聞き、自然の変化に従って生きていかなくては、自然界からの恵みが当たり前のように得られなくなる、そんな日もそれほど遠くないように感じます。