宇宙、地球、自然について

想定外は通用しない時代に入った地球 PART2

今日は1月24日ですが、1月23日白根山が噴火しました。その前に22日フィリピンのマヨン山が噴火し、アラスカ湾でもM7・9の地震がありました。1月12日はインドネシアのバリ島アグン山も噴火しました。

2016年は熊本の地震があり、2014年御嶽山の噴火もありました。富士火山帯上で西之島新島が誕生しました。他に阿蘇山、桜島、霧島山など噴火を繰り返しています。ヨーロッパでもギリシャやイタリアだけでなく、スペインやポルトガルでも最近地震がよくあります。

忘れっぽい私がちょっと思い出すだけでもこれだけあります。

日本列島もアメリカ大陸も海も海底で繋がっています。どこかに圧力(エネルギー)がかかればそのエネルギーはどこかに移動し、どこかで抜けます。地震はもはや一国でのできごとではないように感じます。最近も北朝鮮で核実験を行った後、韓国では珍しい地震があったというのも聞きます。

ニュージーランドで大地震があってから3・11があったことは記憶に新しいことです。そこで私たちが学んだということは地球は「連動している」ということでした。地震を起こすものは何でしょうか?エネルギーです。地球は一つです。地球は一つの体で一つのエネルギーです。

島国の日本人は昔からこんな考え方が支配しているように思います。つまり、宇宙には地球しかない、地球には地球人だけがいる、地球では人類がトップ、宇宙人なんていない、皆幻覚か想像上のもの、今のテクノロジーこそ人間が生み出した至高の産物。他国で起こったことは興味ない、関係ないから。今の自分の生活が良ければそれでよい。考えたって仕方ないし。

それが、日本の社会システムを支えている構造的な思考パターンの源流となっており、いわゆる常識となっているようです。

そのため、日本では地殻変動や気候変動に対しても全体の中における変化として捉えることができず、その都度起こった現象だけに焦点を当てて、科学的に説明しようとしています。

体でいうならば、上半身に出た痛みを下半身と切り離して考えている理論と全く同じです。しかし、体の一部は体のありとあらゆるネットワークと繋がっています。

つまり地球も体のように例えるならば、どこまでも繋がっているわけなので、どこか遠い場所で変動が起これば、地球のどこかで影響が出てきます。その影響を敏感にキャッチできるのは、空気振動、波動、量子レベルの変化を知覚できる鯨、いるか、海の生き物、陸の生き物であり彼らは自然界の情報伝達者です。

しかし、その地球も宇宙と繋がっています。地球は宇宙の中に浮いている一つの惑星に過ぎません。宇宙が変化すれば地球も変化します。

これからは(弱いものいじめのグローバル経済は個人的には反対ですが)、グローバルな視点は人類のサバイバルのために最も必要になると思います。今日本で起こりつつある現象を甘く見ると将来大きなつけが回って来るように感じるのは私だけでしょうか。

こんな状況の中動いている原発があります。再稼働させようとしている原発もあります。最近、世界で大地震が発生しても頻繁になってきたためか、一昔前のように災害基金を募らなくなりました。

日本でも震度4や5では誰も驚かなくなりました。慣れとは怖いものです。この先続くものを考えようとしなくなるからです。その風潮に乗り、原発は必要だと国民のマインドをコントロールする力が社会のいたるところに働いているように感じます。

一方、南海トラフが来ればこのように莫大な被害が出るなどとシミュレーションを作って報道しています。だからそれに備えて準備して下さいということなのでしょうが、第一にしなくてはならないことは、想定地域で稼働している原発を即座停止ということになるのではないでしょうか。

また、原発が停止しているからといって、洪水や地震で発電所が破壊されれば同様に、爆発の危険があります。停止してても補強等準備する必要があると思います。でも、シミュレーションを見せても見せられても、誰も何も言いません。想定される地震と原発は共存できると信じているのでしょうか。

このように目に見える現象にも目を閉じて進んでいこうとしています。どこに向かって進もうとしているのでしょうか。お金も命を守るために必要なところに使われていないように感じます。

白根山の噴火について想定外と言っていました。しかし、いつまで想定外と言い続けていくのでしょうか。

人には想像する力があります。直感や予知する力も備わっているはずです。一人一人自分の命を守るために立場を超えて、その力を使う時が来ているように思います。