宇宙、地球、自然について

日本の昔話と日本の太陽

私は昔から太陽が大好きでした。と言っても、命の根元である太陽が嫌いな人は誰もいないと思いますが、忙しい日常に気を取られて太陽に関心がない人は少なくないように感じます。

最近、太陽の閃光、フラッシュのような光は、太陽系の波動上昇に向けて、ますますバージョンアップしているようです。

太陽には9次元、10次元といった物質太陽ではない世界が存在していて、何百万もの存在が仕事しているそうです。中でも「ヘリオス」と「ヴェスタ」は偉大なエロフィンとして、太陽のプロジェクトの中心的な役割を果たしているようです。

太陽は、目下、宇宙からのフォトンエネルギーの強力なサポートを得て、エネルギー構造の大改革真っ最中です。太陽は、これからも太陽系に属する惑星すべてのエネルギー変容のプロセスの中心的役割を果たしていくようです。近くの木曽川に沈む夕日の光景は大変美しいのですが、今年のまばゆさは去年の今頃よりも一層強烈に感じます。

さて、日本ふるさと昔話をご覧になったことがあるでしょうか。日本の昔話の中には、龍神、仙人、妖怪、神様、お地蔵様などが登場し、短いストーリーの中にも、何とも言えない懐かしさ、思わず胸キューンの慈愛や優しさ、正義感、平和や安らぎを感じたりすることがあります。

この物語を描いた人たちはスゴイ!と思うこと、しばしです。イマジネーションの中に、「日本固有の光」をキャッチし、上手に絵やストーリーに反映させているように感じるからです。

日本の国旗は日出ずる国としての象徴だと思いますが、光の存在は、この昔話の中に、日本の太陽のエネルギーがあるんだよと言います。日本の太陽といっても、天空の太陽ではなく、日本の神々の世界を照らす「霊的太陽」のことです。

神々はその光を通して、日本人の霊的進化を促してきたのです。人のエゴが入ることは許されないものです。何でもそうですが、人のエゴが入れば闇へと向かいます。

日本の太陽は、イエローゴールドの光で、日本の自然、山々、川、滝、大地、谷間、平地、海、すべてを照らし、人々に勇気、安らぎ、平和、忍耐、寛容、和合、許しといった内なる力を養うためのエネルギーを与えてきました。

ここに日本の自然の力があり、宝がありました。だから昔話を見ると、自分のDNAが感応し、心がほっこりしたり、胸が熱くなったりすることがあるんだなぁと思いました。

今から27、8年ぐらい前でしょうか。なぜか当時の夏の終わり、夕暮れ時の映像が、今でもはっきりと心に焼き付いています。もうじき夏も終わるんだなぁ、とちょっぴり郷愁を覚えながら、周りの光景が薄いもやがかかったようなオレンジイエローの優しい夕日の光線の中に、包まれていくのを見入っていた自分の映像です。両目で、太陽が沈んでいくのを、名残惜しげにじっと見守っていたものです。

当時、日本に来たばかりのパートナーは、日本の太陽は黄色くてサウダージ(ポルトガル語でノスタルジーのようなものを意味する言葉)を感じるよ、と言っていたのを覚えています。

あれから、天空の太陽も地球もどんどん変化し、日本人の意識も生き方も生活スタイルもどんどん変わりました。天空の太陽は、現在、巨大なフラッシュライトのようで、太陽が沈むまで両目をぱちくりさせたまま見守るなんて、とてもじゃないけれどできません。

その変化の中で、日本の神々の太陽はまだ存在していますが、陰をひそめているようです。日本の人々が外側の世界の進化だけに目を向け、自分の内面の進化を見ていないからと言います。

最近、日本人には母国を愛する心が足りないと、海外の方が言うのをしばし耳にします。それを聞くにつけ、私たちが自分の国、自然にもっと目を向け、日本のふるさと、日本の原点、心の郷愁に繋がるあの深くて優しく愛に満ちた平和なエネルギーを見出し、日本人の真の力を一人一人の中に、目ざめさせていくことができたら、私たちの未来はもっと違う方向へ向かうはずなのに!と思ったりします。