宇宙、地球、自然について

理不尽の元である地球の二元性について        PART1

私たちの社会では理不尽なことが多々あり、どうして!と怒りたい時や悔しい思いをすることがあります。その元となっている地球の二元性についてお話したいと思います。

中東の内戦に巻き込まれた人々が家族を亡くし泣き叫んでいるのを、家族で夕食や団らん時にテレビで見た方も多いことでしょう。

戦争をしていない日本に住む人にとっては、画面の向こうの出来事は遠くに感じるでしょう。またテレビや新聞など見なければ、意識することもないでしょう。

でも考えてみれば70数年前の日本がそうだったのです。当時は日本は戦争の地獄絵巻を生き、シリアは平和があったことでしょう。

どうして地上で戦争が繰り返されるのか、どうして悪い事と良い事が同時進行で起こるのか、どうして悪い事が良い事よりも多いのか、何故善良な人に悲劇が降りかかるのか、何故こんなデタラメな事が平然とまかり通るのか、などと感じたことがある方は少なくないと思います。

   二元性を乗り越えた姿を表現した昔の宣伝

さて、話は変わりますが、個人的には、最近のテレビ広告は昔に比べてつまらなくなったと感じます。皆似ていて心を動かされるものがありません。

一昔前には情緒とか、センチメンタルな光景が宣伝の中に上手に組み込まれていて、コマーシャルというより一つの作品として楽しめるものがあったように思います。

私の長い?人生の中で見たテレビの宣伝の中でも、見るたびに胸にこみあげてくるものを覚えた光景があります。

なんとパチンコの宣伝なのですが、「平和」さんだったと思います。皆さんの中にも覚えてみえる方もいらっしゃるのではと思います。

敵同士の侍たちがメリーゴーランドに乗って、皆が子供のように無邪気に笑っているのです。非常に示唆的なシーンだと感じました。

人は誰でも自分を成長させるために、魂のレッスンを目指して生まれてくるのに、いざ生まれて成長すると、どうして争ったり、あげくの果て戦ったりするのでしょう?

生まれたばかりの子供は、このメリーゴーランドの戦士のように、無邪気で純粋な笑みでいっぱいだったのです。

もう一つ、同じパチンコの宣伝で、生存をかけた弱肉強食の掟で繋がっているシマウマとかライオンだったように思いますが、敵対する動物たちが立ち上がって皆で仲良くダンスをしている光景です。

これこそが地球が目指すべき目標だ!と、私は密かに感動して見入ったものでした。

ダイアン・ロビンスが著書「空洞地球」の中で、シャスタ山の地下の次元空間に存在する内部シティ「テロス」では、動物たちも全て草食で、肉を食べることなく皆が平和に共存していると語っています。動物も進化すると共存共栄に向かうのが本来の形なのですね。

  二元性とはどういうことなのでしょうか

ポジティブ性とネガティブ性が同時に存在するということです。即ち善と悪、善心と邪心、その背後にある善神と邪神という、全く反対の極性が共存している世界です。

ゼロを幾つ並べたら良いのか分からないような大昔、144次元に存在すると言われている創造の源の意識から、宇宙の創造を担う沢山の創造主たちが生まれた時代がありました。

はじめのうちは創造の源の意志に従って宇宙創造のプロジェクトに専念していた源の子供たちの中に、自分が創造の実権を握り自分の望む世界を作りたいと望む者も現れました。そこから創造のプランが二極化に向かったと言われています。

宇宙の超高次元の創造の世界でそのようなエネルギーが作られ、これまた気の遠くなるような複雑な次元行程を経て、この3次元の物質世界まで反映しました。光は自らの光を広めようとしますが、光と反するものはその勢力圏を広めていくべき行動していきます。

スピリチュアルなことに関心がある方でしたら、すでにご存知かもしれませんが、私たちの太陽系がある天の川銀河は、壮大な二元性の実験場として創造されました。二元性が強ければ強いほど、ネガティブ性、悪も強くなります。

   地球は宇宙の映し鏡

中でも地球は、キリストエネルギー(神意識)を保有するという特殊性があり、その上、金やウランなど他の惑星にはない沢山の鉱物資源があります。

そのため、良き創造主たちによる地球創造のプロセスが落ち着いた後、宇宙からの様々なグループや連盟が地球にやってきて、この惑星の所有、植民、覇権をめぐり、沢山の戦争や争いがありました。核戦争もありました。

しかし、想像もつかないような昔から、宇宙ではすでに様々な星や惑星の覇権をめぐる戦いが繰り返されてきました。地球で起きたこともその延長線上です。

地球は、他の宇宙の存在にとって、鉱物の採掘所であると同時に、宇宙から様々な種や動植物、生き物の遺伝子が持ち込まれ、遺伝子の壮大な実験場となりました。

ですから、今人類社会の中で起こっていることは、次元こそ違いますが、宇宙の中で、そして地球の歴史の中で、宇宙から来た様々な種族(人類はそれを神々と呼ぶこともありましたが)の中で行われてきたことの繰り返しなのです。地球は宇宙の映し鏡と言われるゆえんです。

地球に誕生する前に、すでに二元性を体験している人類の魂

人類はその二元性の中で誕生し、そこに吹き込まれる魂も、地球に来る前に様々な宇宙の二元性を体験してきているのです。魂の中には当時の宇宙からの入植者もいるでしょう。

かつてプレアデス星雲も巻き込んで起こったというオリオン大戦争の時、地球に逃亡してきた存在も沢山いると言います。その戦争では核が使われ沢山の光の存在が命を失いました。

そういった意味でも、地球は数ある惑星の中でも最も二元性の高い惑星の一つだと言われています。 

では何故、魂は二元性の世界に生まれてくるのでしょうか。(PART2へ続く)