レイキ体験 :いろいろ

生き霊について

今日は久しぶりにブログを書くぞと机に向かったものの、何について書こうかなぁと思っていたら、あるマンガの本の表紙に生き霊と書いてあるのが目に飛び込んできました。あぁ、そういえばこんな体験もあったけ、と思い出したのが次のエピソードです。

ある女性が頭痛とお腹の不調を訴えてこられたことがあります。数日前からお腹は張るし食欲もなく、頭も重く苦しい、市販の頭痛の薬を飲んだけれども全く効かないとのことでした。事務所にお勤めということでしたので、また電磁波かなぁと思っていました。

光の存在のコラボレーションが最も得られやすいヒーリング技法である、アポメトリアを始めさせて頂きました。

予想とは異なり、電磁波は頭部や腕など感じられたものの大したことはありませんでした。しかし、何とも言えない吸い寄せられるような根っこの深いエネルギーが彼女の体全体を支配し、オーラを圧迫し、特に彼女のデリケートな神経組織や経絡にブロックをかけていました。

そのうちにパートナーに、ある女性の顔がはっきり浮かんできました。おとなしそうな少し暗い感じのする若い女性でした。しかし亡くなった人である感覚は全くありません。

彼女にそんな女性に心当たりはないかとお伺いしたところ、即座に会社のAさんじゃないかとおっしゃいました。調子が悪くなる前にその方と何かトラブルはなかったかとお尋ねしたところ、こんなことがあったそうです。

中途入社の方で、彼女がAさんに仕事を教える担当になりました。しかし、仕事がすぐ覚えられなくて、その方が彼女の仕事を何回か手伝ったそうです。しかし、ある日上司にその事が見つかり、それ以上、仕事を肩代わりしないようにと叱られました。それで、自分も仕事がたまっていたこともあり、Aさんにこれからは自分でやるように少しきつめに言ってしまったそうです。

その後、彼女が仕事ができているのか分かりませんでしたが、彼女の方を見ないようにしてきたそうです。でもなにか視線を感じるようで、肩が凝るような気がして、気のせいだと言い聞かせて今まで気にしないようにしてきたということでした。

彼女のヒーリングを進めていくうちに、怒りのエネルギー、心配や不安のエネルギーといったキツいエネルギーがどんどん浮上しては浄化されていきました。Aさんは、まだ仕事を覚えていないのにどうして突然見放すのかと逆恨みをしているようでした。

セッションは終わり、その方は嘘のように腹痛も頭痛も消えて体がすごく軽くなったと喜ばれましたが、「生き霊」という言葉にびっくりなさっていました。でも生霊の問題はめずらしいものではありません。特に感情の吹き出しも厳しくなっている今日、もっと増えているのを感じます。

その方にはAさんと話し合い、そうしなければならなかった事情を説明し理解してもらい、Aさんからのその方に向けられていたネガティブな感情を和らげるよう、上手に立ち回って下さい、とアドバイスをさせて頂きました。

その後メールが入り、あれから体調も良くなったとのこと、また、Aさんの仕事を手伝うのではなく、マニュアルなどを作り陰でフォローしたところ、少しずつ仕事ができるようになったとのことでした。

 メデタシ、メデタシ ・・・ でした!

時には生きている人の想いの方が亡くなった方より怖い場合もあります。

でもこれは相手が特定でき、しかも話し合いができたので救いがあった軽い例です。生き霊は時には命取りになるほどです。生霊は意識のエネルギーです。目に見えないエネルギーほど怖いものはありません。自分の意識のあり方にも十分気を付けたいものとちょっぴり気が引き締まる思いです。