2年ほど前のことです。とにかく体が重くてたるい、自分がどうなったのかよく分からないので一度みてほしいと言って来られた方がいらっしゃいました。
ショッピングモールの一角にあるリラクゼーション施設で働いておられる女性です。彼女の会社はあちらこちらにお店があり、最近移動でお店を変わってから特にひどくなったとのことでした。繊細そうな感じの方でした。
何かに憑かれたのかも??
詳しい症状をお伺いすると、最近体が冷えて仕方がない、温かいものを食べても変わらない、頭に圧迫感があり、少し階段を上ると息が上がり、心臓パクパク、頭の血流が聞こえるような感じになり脱力感、力が出ない、ひょっとして何か変なものに憑かれたのかもしれないなどと言われました。
さっそく施術に入りましたが、最初のうち何かが彼女の体全体をおおっている感じでエネルギーが通らず、霊的なもの?とも考えましたが、しばらく集中していくうちに、そうでないことが分かりました。
職場の環境を聞いたところ、今のお店はエスカレーターにごく近いところにあるそうです。その上、外部からの音を遮断するために、低めの天井が張ってあるとのことでした。
その中に様々なリラクゼーションに必要な設備、乾燥機、電子レンジ、ホットカーペット、パソコンなどが、所狭しと並んでいるそうです。わぁ!電磁波のオンパレードだ!と思いました。
天井が低いとのことですので、それらの機械が発生する電磁波は逃げ場がないことは、容易に想像できました。
エスカレーターは大変重たい磁界波を発生
スゴイなぁと思いましたが、それにも増して彼女に影響を与えているのは、エスカレーターが動く際発生する、大変重たい磁界波と呼ばれるマグネットエネルギーでした。
エスカレーターを動かすのにはモーターが必要です。私はエンジニアではありませんが、モーターを動かすのに使う動力源となる電気は相当強力なものだと想像されます。
彼女の場合、床を伝わって足の裏から入ったマグネットエネルギーが、体の深く、芯部に沈んだように頭から足まで溜まっていました。大切な脊柱も全体的にブロックがかかっており、脊柱の中をピストン状に上下に動くべき生命エネルギーが動かない状態でした。
これでは自律神経が正常に機能しなくなるのは無理ありません。彼女のエネルギーの状態を見れば、体が冷たいのも、頭が重いのも、心臓バクバクもそこからきているのが分かります。
私にとっても苦手な磁界波のエネルギーですが、それが幾重にも重なって存在していました。
職場の他の方の健康状態を聞いてみたところ、腰痛、頭が重い、頭痛などで、私元気ですと言う人は一人もいない、スタッフも頻繁に変わるとのことでした。そのため、ここは霊的に何かあるんじゃないかと、話していたとのことでした。
誰がセラピストを守ってくれるのでしょう?
現代文明では、人間の体には優しくないシステムをインフラの中心に使用しています。そういった人の体に厳しい環境の中で、人に優しいサービスを提供していくセラピストの健康は誰が守るのかと言いたくなります。
目には見えないものは無視する、このやり方、あり方をいつまで続けていくのでしょう? その気になれば、物理的に電磁波が人に及ぼす影響を解明するのはそれ程難しくないと思います。すでにデータも世界中に沢山あるでしょう。
要は、人に優しい社会を作るのか、経済(お金)に優しい社会を作るのか、その選択にかかっているのだと思います。