レイキ体験 :いろいろ

法則の働き

あるOL、Aさんの体験です。若い方ですが仕事のできる方のようで、あるプロジェクトチームのリーダーを任されていました。よく気がつき、周りの後輩の面倒見も良く、皆から慕われてみえるようでした。

そこへ今年、新入社員としてきれいなSさんが彼女のチームに配属されました。某有名大学出身で、仕事の呑み込みも良く、新米だからと言って上司に笑顔でお茶を入れたりするので、特に年配の男性の目を引いたようです。

毎週、週末に課長とチームリーダーはミーティングを行い、仕事の進み具合の報告、反省、次のプロジェクトなど色々話し合います。仕事は全て順調に進んでいるように思え、彼女もやる気に燃えていました。

しかし、ある日、突然課長からチームリーダーを降りるように言われました。若い新入社員のAさんの発案力が気にいったので、彼女にしばらくチームリーダーを任せてみたいと言うのです。

彼女は頭が白紙になり何を言っているのか理解できなかったそうです。その夜、悔し涙の中、ずっと考えている内に、いつ彼女に上司に対してそんなに提案をするチャンスがあったのだろうと疑問が沸いてきたそうです。

数日後、同僚から、Sさんはどうやら課長と直接メールのやりとりをしていたようだと聞きました。また、Sさんは、課長に色々なアイデアを報告していただけでなく、Aさんに対抗意識を持ち、Aさんの仕事の進め方に関して色々不満を訴えていたようでした。

Aさんはレイキを習ったことがあったので、毎日、物事に変化があるまで、Aさんと、Sさんと、課長さんにシンボルを送り、物事が愛と調和と公正さに向かって導いてくれるようお願いしてみたらどうですか?と提案しました。ダメモトでエゴを入れないで行って下さいねと言い添えました。愛と調和と平和へと言うのが私の口癖ですが、この時ばかりは「JUSTICE!」(公正)という言葉が浮かびました。

その後、1ヶ月ほどたって連絡がありました。彼女のチームリーダー復帰のお知らせかなと思いましたが、違いました。まず、あれからSさんは愛車の盗難に会い見つからず、気分が落ち込み、仕事への意欲が半減し、自分からチームリーダーを降りたようでした。

当然Aさんがリーダーへの復帰と思ったのですが、当のAさんは、今回のことを通して、自分の生き方を見直し、なぜ自分はリーダーになることに執着していたのだろうと思ったそうです。リーダーから解放されて肩の荷が下りたこと、自分の本当にしたいことはもっと他にあるような気がするようになったとのことでした。不思議なほどリーダーに対する思いはなくなってしまったそうです。

結局チームリーダーになったのは、その部署に最も長くいて、いつもチームを黙々と下支えしていたKさんでした。
Aさん曰く、最近、なぜか職場のエネルギーが軽くなり明るく感じるようになったそうです。

法則とはそのように働くものかと意外な結末でしたが、なぜか私の奥にすーっと腑に落ちていくものがありました。