今日銀行のカウンターのところで窓口の女性とお話をしていたら、隣で突然大きな怒鳴り声を上げる方がいました。思わず振り向くと、60代くらいの男性が何か癇にさわったらしく、平静に対応している女性の職員を前に、激しくののしり始めました。
いくら女性が対応しようとしても聞く耳を持たないようでした。その内に年輩の男性の職員がやってきて、男性をなだめ、やっと静かになりました。
最近イライラがコントロールできず、苦しい思いをしている方がセラピーに来られることがあります。なぜイライラするか分からないけれど怒りがこみ上げて来るのです。
怒りの感情により対人関係がうまくいかず、自分の中に閉じこもり、鬱に発展している場合もあります。怒りの感情をおさめるために、薬を常用している方もあります。
怒りの感情の吹き上げにより、学業や仕事に集中できず、自信を失い精神不安になるケースもあります。また怒りの矛先を誰にも向けることができず、自虐的になることもあります。
どうしてそういったコントロールできない苛立ちが沸いてくるのでしょうか。
その多くが過去世の体験に関係するようです。例えば、ある人生で周りの人々、信頼していた家族にまで裏切られ、大変理不尽な形で命を終えた体験があるとします。その時の怒り、恨み、悔しさといった感情により作られたエモーションナルなエネルギーはいかほどのものか、想像に絶するものがあるでしょう。
その時の体験は、エネルギーとして、その人のエモーショナル体に、細胞の記憶として刻まれます。
そして、現在の体と人生。過去の自分と今の自分とは全く別人です。でも、肉体の奥にあるエモーショナル体には、そういった過去の記録が怒りのエネルギーとして存在しています。
そういったエネルギーは、ご存知の通り、宇宙から降り注いでくるフォトンエネルギーの働きにより、浄化のために浮上してきます。
自分に見覚えのないエネルギー、歯止めの利かない怒りのエネルギーとして内側の世界から噴出してきます。
イライラ、怒りの感情は同じ周波数のエネルギーを引き寄せます。それにより、周りのネガティブエネルギーや、時にはネガティブな存在を引きよせ、一種の憑依現象を引き起こし、状況が更に悪化することもあります。
もちろん、いつも言いますが、浮上してくるエネルギーは、イライラに限ったことではありません。どこから来るとも分からない心配、不安、恐れ、悲しみなど、様々な未解決の感情がエモーションを伴い、浮上してくるかもしれません。ではどうしたら良いのでしょうか。
まず、今私たちはフォトンエネルギーの時代を生きていることを知り、その意味を認識することが必要だと思います。
私たちのセラピーでは、特にアポメトリアという手法を通して、光の存在を通して過去世を開いていき、問題の起源となっている他の自分を探り出し、そのエネルギーをクリーニングしていきます。
エネルギーの浄化が進むにつれ、現実に深刻な影響を与えているエネルギーのもとが消滅していくので、次第に変化し楽になっていきます。そのようにして、人の体の奥でブロックとなっているものを解消し、本来の正常な状態へと導いていきます。
では、ヒーリングを知らない場合はどうしたら良いのでしょうか。自分の内なる感情と向き合う方法は色々あると思います。瞑想、ヨガ、運動、アートなど、自分に合う方法を探すことが必要だと思います。
場合によっては自分だけの努力では難しく、人の助けが必要となるかもしれませんが、自分と向き合い、自分の中からあふれ出るエネルギーに対して働きかける何かをすることが基本になると思います。
フォトンエネルギーによるこういった問題は、その人の高まりのためにあります。高まりのためのクリーニング現象です。
そのため、誰かに何かをしてもらうだけで根本的な解決は決してないと言われています。自分で自分のために何かをする努力をする、少なくともその意識を持つ、全てそこから道が開けて来るように思います。