最近サボテンが人気だと聞きました。水をやったり手間暇をかける必要がないからだそうです。
でも、水をあげる、植物が生き生きとする、そして人も生き生きとした植物からエネルギーを受け取る、それが人と植物との交流です。それによって人が受け取るものは、目には見えませんが価値あるものです。
植物が出すマイナスイオンとかいう言葉も最近は聞かなくなりました。植物はマイナスイオンだけでなく、生命エネルギーで周りの空間を満たしてくれます。ですから大自然に行くと、限りなく豊かな生命エネルギーを受け取り、ストレスを浄化し、心身を生きる力で満たし、元気になるのです。
話は戻りますが、一般にサボテンの波動は強いです。雨のほとんどない砂漠地帯で長い年月を生き抜く生命力を持つサボテンゆえのエネルギーだと感じます。植物園で、メキシコから来た大きなサボテンがある温室に入ったことがありますが、きついエネルギーがビシビシ伝わってきて、さすが!だと思いましたが、とても癒しというイメージではありませんでした。
最近、私の住んでいる地域にも、次々に新築の家が立っています。しかし、最近の新築の家には庭がありません。以前なら庭となったところも、みなセメントで固められて駐車場になっています。しかし、全てをセメントでおおってしまっては、大地からのエネルギーの恩恵を受けることができません。人の生きる力、バランスを取る力、免疫に関わるエネルギーです。
昔の人はエネルギーのことは分からなくても、自然から得る様々な恩恵や力を直感的に理解していました。自然からインスピレーションを得た大工さんや庭師も多く活躍していたことと思います。
自然のエネルギー、自然との関わりは私たちの肉体ばかりでなく、メンタル、感情、スピリットを養うエネルギーとの繋がりでもあります。便利さや目に見えるものだけを追い続けていては、人としてのバランスを失うことになります。
人の心や体を癒す花の力
お見舞いに生花を持っていくのを禁止している病院が増えていると聞いたことがあります。衛生上、患者さんに良くないからだそうです。花は生きものです。患者さんに感動を与え、生きる力を与えます。造花にはその力はありません。
また、ある宗教家の方から、花一輪運動をしていて、いつも学校の教室に一つずつ花一輪を置くようにしたら、荒れた教室が穏やかになったという体験談を聞いたことがあります。花のエネルギーは、人の神聖な内なるものを刺激するからだと思います。
人も自然の一部であるという命の原点に戻る時にあると思います。それを忘れた文明が人類を幸せに導くとは思えません。