社会

警鐘が続くスマホの危険

スマホ依存の人を“スモンビー”というのだそうです。スマホとゾンビを組み合わせた造語です。日本ばかりでなく、世界各地で歩きスマホ、運転しながらのスマホなどが増えてきて、交通事故につながるケースが急増しているようです。スマホの世界に入り込んでいたら、いつの間にか道を渡っていてゾッとすると言います。そのように、命の危険を冒すスマホ、でも危険はそれだけではありません。

最近スペインではメディアを通して頻繁にスマホの常用やスマホ依存に対して警告を発しているようです。私たちの出させて頂いたアセンションシリーズの本の中でも、光の存在はネットに関して私たちとは全く異なった次元から、人が思いもしないような重篤な警鐘を鳴らし続けていますが、そのほんの一部を裏付けするような、ヨーロッパの研究者チームからの報告があります。

そのチームは、スマホを常用する1700人を対象にコンタクトを取り、フォローしたところ、次のような調査結果を得ることができました。

私はスマホには触れたこともないのでアプリについて全く無知ですが、現実に、自分が送ったメールなどのデータが決して消去されることのない、ある大手メーカーのアプリがあるそうです。問題はそのデータはどこへ行くのか、誰が保有しているのか、誰も知らないということです。

送るデータには、その人が何を食べるか、どこへ行くか、どこにいるのか、誰といつどこへ出かけるのか、など各人の日常生活にまつわる情報満載です。そればかりでなく、送る情報には、人の時々の感情、マインド、心、メンタル、考え、思い、生き方、目的、すべてが入っています。そういったものがどこかに行き、記録され残っているのです。―― 誰が何のために?一般の人には知るすべもありません。

そういったことを感知してか、1700人のスマホ常用者ほぼ全員が、一日24時間、何か監視されている感じ、コントロールされている感覚、自由を失った感覚を覚えると回答しました。

また、友達や家族とのコミュニケーションもメールで行われるようになってから、生の声が失われ、ストレートな話し合いができず悔しい思いをシている人も多くありました。

自分の送ったメール、情報には自分の心や思いが込められているが、それはどこにいくのか、ケータイに頼るようになってからそういったプライバシーを無くした感じがする ー そのようにユーザーの多くが現在のテクノロジーに対して疑問を抱き始めているとのことです。

スペインでは田舎の旅とかいって、ケータイも繋がらない田舎で日常の煩わしさ、縛り一切から解放されてのんびり過ごす、フリータイムや休暇をそのように過ごすことが注目を浴びるようになり、そういった電波干渉のない環境を提供する宿泊地も増えています。

もちろん、それは国民の一部でしょうが、それでもケータイに対する取り組み、姿勢はスペインは断然先進国のように感じました。さすが自由、解放に対するエモーションをDNAの中に受け継いでいるラテン人種だと、思います。

太陽の輝きが一段と増し、フォトンエネルギーがますます強烈になり、空気の体感温度も変化している今日、意識や魂の自由、解放は、天から全人類に課された課題です。

データがどこにいくのか、大変重要な問題だと思います。しかし、それ以前の問題として、「依存」は人の意識を縛ります。それがなくては不安になるからです。今日、スマホのない世界はあり得ないと思っている人も少なくないでしょう。

思い出して下さい。十数年前までスマホがなくても皆幸せに暮らしていたのです。もっと会話があり、もっと笑顔がありました。私たちが拠り所にできるものは、電子機器でなく、自分自身でありたいものと思うばかりです。自分たちの中に秘めている”人間力” を失わないためにも。