日常

お金を操る人

格差社会と言われるようになって随分経つように感じます。特にIT時代に入ってから、ITを上手に生かす術を知っている人は20代でも社長となり活躍しています。しかし、実際はIT産業の恩恵に授かっていない人の方が多いのではと思います。

次々と変わっていくシステム化により、大変なのは資金のゆとりの少ない中小企業やお店です。システムを変えるには多大なお金がかかります。そのお金はすべてIT企業にいくことになります。それは更に格差社会を巨大化していくことに繋がるでしょう。

国が経済第一主義を中心とした国策を続けていく限り、格差社会には歯止めがかかることはないように思います。

ヨーロッパでも最近、ポルトガルは住みたい国NO.1だそうです。ヨーロッパ諸国も金持ちの移民を優遇しています。ある金額以上の不動産を購入すれば居住ビザが取得できます。

そのため、人気のあるリスボンやお隣の国の首都マドリッドなど不動産が急騰し、今まで中心部に家を借りて住んでいた人々が高騰した家賃を払うことができなくなり、追い出されるように周辺地域へと移り住んでいきます。その結果、町の中心部は外国人ばかりになっているようです。寂しさを感じます。

お金による支配が、国民の住む権利まで奪うようになってきました。

EUに関係することですが、先日ヨーロッパ委員会とイタリア政府の提出した予算案を拒否し、イタリアがEU側の意見を聞かなければ、経済的制裁を課すと脅かしています。お金がない国から更にお金を取り立てようとするからこうなるのです。

日本も巨額な財政赤字国です。国民の知らないところで毎日私たち一人一人の借金が留まること知らず増え続けています。何事にも限界があります。アルゼンチン、アイルランド、ギリシャ、イタリアが明日の日本にならないように祈るばかりです。

さて、最もロボット化が進んでいると言われる日本ですが、他のブログでも取り上げましたが、それにより日本の電磁波問題は世界でも最も深刻な状況となっています。電磁波による健康被害を認めない国の経済政策によるものです。

光の存在によれば、日本の都市の電磁波汚染は人として住み続けていくには臨海点に達しているそうです。私なども都会に行くと頭痛や目の痛み、体が重くなる、耳が痛くなるなど、とても長居することはできません。

さて、それに輪をかけるように800Hzの周波数帯を携帯電話会社4つが使用することになり、日本全国で次々とそれが実施されていっています。オリンピックに向けてIT環境を整えるためでしょう。

しかし、私の周囲にも電磁波環境の悪化により、すでにあった耳鳴りが一層ひどくなったり、耳鳴りの種類が増えたり、耳の痛みを訴えたりしている人々があります。

しかし、私たちに配られるのは800Hzの周波数帯を使用するのでテレビの映りに傷害がある場合がありますという、チラシだけです。誰も人の健康には触れません。

また、東京オリンピック実現のために、予算をはるかに上回る3兆円に費用が見込まれるそうです。一方、国内では立て続く自然災害のために、冬を前にして住む家に困っている人たちも大勢いるそうです。いまだにいつ完成するのか分からない仮設住宅を待っている人々もいます。その方々も今まで国の予算を支えてきたのです。

昔からお金は魔物だと言います。お金は使い方、つまり使う人の心次第で良いエネルギーにも悪いエネルギーにもなります。

日々お金による支配が、私たちの惑星、地球全体で強くなっていくのを感じますが、それは人の心に潜む支配欲、自己顕示欲が大きくなっている現れのように感じます。

地球がバランスを訴えているように感じます。お金を使う私たち一人一人の心のあり方を見直していけたらと思います。