レイキ体験 :いろいろ

レイキと我が家のペットⅡ(PART2)

 レイキと進化し続けるルビ君

当時、私たちは自宅で多次元の扉を開いたグループ瞑想を行っていました。数年続けましたが、光の存在から受け取ったメッセージをお伝えする時には、ドアごしに隣部屋にいたルビ君が、メッセージを聞いているかのように、ドアの前に座り、両耳を立ててじっとしているのです。

お伝えする時には必ず、隣部屋でそのようにしているのです。まるで目に見えない多次元世界が彼には分かるようでした。

そういえば、御仏壇の方に向かってじっと座っている時もよくありました。30分くらい御仏壇を見つめているのです。動物は勘が鋭いと言いますが、肉眼のもっと向こうの世界をキャッチする能力があるのだなぁと思います。

11歳にさしかかった頃、ルビ君も白内障を患い、思うよう歩けなくなり、見ている私たちも心がとても痛くなりました。でもヒーリングを続けると、視力が回復してきたようで、スピードは落ちましたが、普通に歩くことができるようになりました。

白内障になってからアストラル界へ旅立つまでの2年余り、ルビ君は毎日ヒーリングを受けました。

はじめのうちは、ヒーリングエネルギーを受けると自分の悪いところにエネルギーが入るとチクチクするらしく、もういいよというように、手足をバタバタさせ逃げようとしたものでした。しかし1ヶ月たち2ヶ月もすると、心地よさそうな顔をしてヒーリングエネルギーの完璧な受け皿になりました。

ヒーリングを介して、私たちとルビ君との距離が急速に縮まり始め、最後の一年はルビ君のハートと私たちのハートが最も共振し合ったように感じています。彼も急速に沢山の学びをしていったように思います。

12歳の冬、正月も終わり、一月も終わりに近づいたある日、ルビ君の様子がいつもと違うのに気づきました。後ろ足が腰から脱臼してしまったようで、腰が立たなくなり、それでも後ろ足を引きずるように歩いていました。

それでも彼の命がそれで絶えてしまうなど頭の片隅にも浮かびませんでした。そして仕事休みの日。

お昼を過ぎた頃、窓の片隅で彼がうずくまっているので、あわてて駆け寄り抱き上げました。そしたら、体全体に力がなく、私の手の中で首がフニャリとしていました。ワッ、ルビ君が死んじゃう!と思った瞬間でした。

あわててパートナーを呼びましたが、ルビ君の血流が体中で逆流するかのようにジーンジーンとしてまるで血液がポンプでくみ出されているかのように感じるのです。

あぁ、こんなにもルビ君のことが好きだったのか!と涙がぽろぽと落ち始めました。逝かないで!というのが本当の気持ちでした。

5年経った今でもこの瞬間を思い出すと、その時のエモーションが蘇ってきて目頭が熱くなります。

私たちが彼の死に際にちゃんとそばにいてくれるようにと、逝く日を選んだんだなぁとすぐ分かりました。仕事から帰った娘は、玄関でルビ君のことを告げると「やっぱり・・・実は朝、彼と目があって今日逝ってしまう予感がしたんだよね・・・」あとは言葉にはなりませんでした。

その後ちょうど一週間、ルビ君は息を引き取った部屋は、ルビ君の温かい愛のエネルギーが残っていました。

その間、家族の皆がルビ君が家中をぴょんぴょんと自由に駆け回り、時折生きていた時のように頭や手足を触れる感覚を体験しました。

以前、ある方が3ヶ月前に愛犬が死んで、いまだに思い出すと泣けてきてとおっしゃっていたのを思い出しました。その時私は、愛犬の旅立ちを妨げてしまうので執着はあまり良いことではないようなことを言ったように覚えています。

でも、それは頭で言うこと、理屈だなぁと心から反省しました。愛には理屈を越えた、執着を越えたものがあるのではないかと、ルビ君の死をきっかけに思うようになりました。

 スピリットとして進化し続けるルビ君

ルビ君が亡くなった後も、多次元の扉を開いてのレイキの勉強会は続きました。スピリットとなったルビ君が、メッセージのお伝えの時になると、相変わらず扉の向こうに来るのをパートナーの目は見ています。

毎回様々な様相をしています。ブログを読まれる皆様には嘘のように見えるかもしれませんが、これも霊的世界の一こまのようです。

立派なゴールドの羽織を着てくることも、背広を着てくることもありました。ブレーメンの音楽隊のような服装で笛を持って現れることもありました。体が三周りも四回りも大きくなっています。

はじめのうちはたくさんの動物たちを連れてきました。特に傷ついた動物、人から虐待を受けた動物たちです。ライオン、馬、シマウマ、象、鶏、七面鳥などです。エネルギーを受けて直ってもらいたいと思って連れてきたのでしょう。

光を受けて動物たちは皆満足して帰っていき、ルビ君だけが最後まで残っているようでした。しかし、時と共にルビ君は一人で来るようになりました。

神社に行くと狛犬とか獅子、猿に混じってウサギの像や絵が祭ってあるところがあります。いずれも神格化した存在で神々に使えている、私たちがオリシャーレイキの中で、エシューと呼んでいる存在です。つまり、光のヒエラルキーの一員となって働いている存在です。

ルビ君はたくさんのたくさんの光を受けて、たくさんのたくさんの宇宙の無条件の愛を受けて、霊的に進化し、アストラル世界では何か役割を与えられたのだなぁと思います。

生きている間もその後も、ルビ君は私たちに本当に多くの学びを与えてくれました。本物の癒しのエネルギーは、学び、気づき、目覚め、高まりに人を導くものです。でもそれは人に限ったものではなく、動物や植物も霊的進化に導くものと今は確信しています。